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井草八幡宮は、縄文期から祀られ、神社としての形態をととのえたのは平安時代末期といわれている。 始めは春日社を祀っていたが、源頼朝が奥州征伐の戦勝祈願をしたことで八幡大神(やはたのおおかみ)を主祭神とするようになったのだと伝えられている。 戦国期には、扇ケ谷上杉家の執事太田道灌が戦勝祈願をしたと伝えられ、江戸期には、三代将軍徳川家光が寺社奉行井上正利に社殿造営を命じ、六石余の朱印領を与えている。 |
遅の井の滝 (善福寺公園) |
頼朝御手植の松 (井草八幡宮) |
井草八幡宮のある杉並区善福寺周辺は、遅野井と呼ばれ、井草八幡宮も明治期までは遅野井八幡宮と称していた。 1189年((文治5年)、奥州平泉の藤原泰衡討伐のため出陣した源頼朝は、遅野井に立ち寄り井草八幡宮で戦勝を祈願。 帰りにも遅野井に立ち寄り、湧き水の伝説を残した。 1193年(建久4年)には、井草八幡宮の境内に自らの手で雌雄二本の松を植えたのだという。 |
東京都杉並区善福寺1−33−1 JR中央線・総武線・東京メトロ丸ノ内線 「荻窪駅」北口よりバス「八幡宮裏」下車 西武新宿線 「上石神井駅」よりバス「桃四小前」下車 |
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