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富士山本宮浅間大社の湧玉池(わくたまいけ)は、国指定の特別天然記念物。 富士山の雪解け水が伏流水となって毎秒3.6キロリットル湧き出し、年を通じてほとんど増減はなく、水温は13℃とほぼ一定しているという。 平安期には歌人平兼盛が「つかうべきかずにをとらん浅間なる御手洗川のそこにわく玉」と詠じた。 かつて富士の登山者はこの湧き水で身を清め、六根清浄を唱えながら登山する習わしがあったという。 富士山の噴火を鎮めるために建てられた富士山本宮浅間大社。 噴火を鎮めるためには水が必要という理由から、清水の湧く地に遷座されたのではないかと考えられている。 富士山本宮浅間大社所蔵の「絹本著色富士曼荼羅図」には、室町時代の富士信仰の様子が描かれ、湧玉池で禊ぎをする道者の姿も描かれている。 |
稲荷神社 |
厳島神社 |
水屋神社では、湧き出る清水(神水)を汲むことができる。 |
富士山の雪解け水は、神田川として富士宮市内を流れ、やがて潤井川に合流する。 |
富士山本宮浅間大社は源頼朝も崇敬した。 1193年(建久4年)に催された富士裾野の巻狩りでは流鏑馬を奉納したという。 |
本宮:静岡県富士宮市宮町1−1 奥宮:富士山頂上 JR身延線 富士宮駅から徒歩約10分 |
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