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養命寺の秘仏本尊(国重文)。 像高90.5cm、檜材寄木造、漆箔、玉眼。 源頼朝に仕えた大庭景義の子景兼の守護仏と伝えられ、もとは大庭にあったという薬師堂の本尊ではなかったかと考えられている。 この地方で作られたものと思われる運慶様式を取り入れた貴重な仏像。 胎内に建久8年(1197年)の墨書銘があり、この頃に造立もしくは供養されたものと推測されている。 12年に一度の寅年に開帳。 |
1923年(大正12年)の関東大震災で損壊した際に発見された像内脚部墨書銘は「建久八年丁巳八月十二日」。 作者は運慶の一門で、願主は大庭景義・景兼父子もしくは三浦義澄・義村父子と考えられるという。 |
養命寺は、16世紀創建という曹洞宗の寺院。 布袋尊は藤沢七福神の一つ。 |
藤沢市城南1−10−35 メルシャン東通り |
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