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1251年(建長3年)、僧・不山が海晏寺境内に建てた庵瑞林をその始まりとしている。 臨済宗の寺であったが、1596年(慶長元年)、海晏寺五世分外祖耕によって曹洞宗に改められ、1661年(寛文元年)に海雲寺となった。 本尊は十一面観音菩薩で、尊像は仏師春日の作といわれている。 鎮守として千躰三宝大荒神王を祀っている。 千躰荒神堂奉納扁額は品川区の文化財に指定されている。 |
千躰荒神王は火と水の神、台所の神。 堂内の扁額は、1861年(文久元年)の雌雄二鶏図をはじめ全部で27面あって品川区の有形民俗文化財に指定されている。 |
海雲寺の東司(便所)の守護神。 世の中のけがれや悪事を焼き尽くすというインドの神。 |
鈴ヶ森処刑場で番人をしていたある乞食が大金を拾った。そして、落とし主を探して届けた。 しかし、仲間の乞食からは「その金を山分けすれば乞食を廃業できたのに」と、小屋から追い出され凍死してしまったという。 それを聞いた落とし主が地蔵を建てて供養したと伝えられている。 |
東京都品川区南品川3−5−21 京急「青物横丁駅」から徒歩 |
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