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静岡浅間神社は、神部神社・浅間神社・大歳御祖神社の総称。 静岡の地名の由来となった賎機山(しずはたやま)の麓に鎮座し、 建穂寺や久能寺が別当寺だったといわれる。 幼少期に今川氏の人質となった徳川家康は、静岡浅間神社の北方にある臨済寺に預けられていたといわれ、1555年(弘治元年)の元服式は静岡浅間神社で行われた。 1582年(天正10年)、武田氏攻略の戦勝祈願をした家康は、賤機山の武田氏の城塞(賤機山城)を攻めるにあたり、社殿を再建するという誓いを立てた上で焼き払い、武田勝頼を破って駿河国を手に入れると、社殿を造営したのだという。 |
静岡浅間神社の例大祭は4月1日から5日に行われる廿日会祭。 最終日の「稚児舞楽」は、静岡県の無形民俗文化財に指定され、駿府城で大御所生活を送っていた家康が奉納したことに始まるのだという。 もとは、家康が信仰していた建穂寺で行われていたものらしい。 |
浅間神社(あさまじんじゃ)は、901年(延喜元年)、富士山本宮を勧請して富士新宮として祀られた社。 主祭神は木之花咲耶姫命、配祀神は瓊々杵命・栲幡千々姫命。 神部神社(かんべじんじゃ)は、崇神天皇の時代の鎮座と伝えられる駿河国総社。 主祭神:大己貴命 配祀神:瓊々杵命・栲幡千々姫命・東照宮 |
大歳御祖神社(おとしみおやじんじゃ)は、応神天皇の時代の鎮座と伝えられ、奈吾屋社とも称された。 主祭神:大歳御祖命 配祀神は雷神 |
麓山神社(はやまじんじゃ)は、賤機山上に鎮座する浅間神社の別宮。 主祭神:木之花咲耶姫命の父大山祇命 配祀神:日本武尊 |
少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)は、もと神宮司薬師社と称された社。 主祭神:少彦名命 相殿神:神部神社の末社十四社の神々 |
八千戈神社(やちほこじんじゃ)は、もと摩利支天社と称された徳川家康の念持仏・摩利支天が祀られた社だった。 主祭神:八千戈命 相殿神は浅間神社末社九社の神々・大歳御祖神社末社三社の神々・麓山神社末社三社の神々など 明治の人物分離により摩利支天は臨済寺に移されている。 |
玉鉾神社(たまぼこじんじゃ)は、羽倉東麿・岡部真渕・本居宣長・平田篤胤を祀る社。 |
東雲神社は、駿府城内にあった東照宮を浅間神社の惣持院に移した社と伝えられる。 明治の神仏分離により惣持院は廃されたが、東照宮は八雲神社を合祀して東雲神社となったのだという。 |
三河国の岡崎城で誕生した徳川家康は、8歳のときに今川氏の人質となり、11年間を駿府で過ごした。 のちに駿府城を築城し、大御所として晩年を過ごした。 死後は久能山に葬られている。 |
今川氏の人質だった徳川家康は、臨済寺に預けられ、太原雪斎の教えを受けていたのだという。 |
人質となった竹千代〜織田・今川の人質だった徳川家康〜 |
清見寺は、徳川家康の師・太原雪斎が中興した寺。 |
静岡市葵区宮ケ崎町102−1 JR静岡駅からバス(しずてつジャストライン)で「赤鳥居 浅間神社入口」下車 |
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