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松平東照宮は、松平親氏が三河国加茂郡松平郷の館内に八幡宮を勧請したことに始まる神社。 松平郷は松平氏発祥の郷。 松平親氏は戦国大名松平氏の始祖。 1619年(元和5年)、太郎左衛門家九代当主の尚栄が久能山東照宮の分霊を勧請して徳川家康が祀られ、1965年(昭和40年)に松平親氏が合祀された。 |
太郎左衛門家(松平郷松平家)は、松平親氏から始まる松平宗家の三代当主の信光が岩津城に本拠を移した際、松平郷を継承した松平信広(信光の兄)を祖とする家。 代々の松平郷の領主は「太郎左衛門」を名乗り、親氏も太郎左衛門を名乗っていたのだという。 |
松平親氏は、徳川氏発祥の地といわれる上野国新田荘から松平郷に流れ着いたのだという。 親氏から始まる松平宗家の九代目が元康(徳川家康)。 |
1542年(天文11年)12月26日、岡崎城で徳川家康が誕生した際、太郎左衛門家七代当主の親長が早馬でこの水を運んだのだとか。 |
松平東照宮の水濠や石垣は、関ヶ原の戦い後に松平太郎左衛門家九代当主の尚栄が整備したのだという。 |
日光東照宮には源頼朝も祀られている。 |
松平郷の高月院は、松平親氏の岳父信重が創建した松平氏の菩提寺。 |
大光院 (太田市) |
新田義重の墓 (太田市) |
大光院は、徳川家康が徳川の繁栄と祖と仰ぐ新田義重の追善のために創建した寺院。 |
世良田東照宮 (太田市) |
徳川東照宮 (太田市) |
世良田東照宮は、三代将軍徳川家光が上野徳川氏の菩提寺である長楽寺の境内に日光東照宮の旧社殿を移築して創建。 徳川東照宮は、徳川氏の祖とされる新田義季の館跡にある。 |
長楽寺 (太田市) |
長楽寺は新田義季が創建した寺院で、家康の側近天海が住持している。 参考までに、天海の廟所・比叡山慈眼堂には、新田氏本宗家八代目の新田義貞の供養塔が建てられている。 |
愛知県豊田市松平町赤原13 愛知環状鉄道・愛知環状鉄道線の「新豊田駅」から、とよたおいでんバス大沼行で「松平郷」下車。徒歩5分。 |
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