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愛宕社は、窟堂(いわやどう)の東隣にあった(現在、社は撤去されている。)。 防火の神として祀られたようであるが、開創等の詳細は不明。 祭神は愛宕権現。 天狗の姿をした神といわれることから「天狗堂」とも呼ばれていた(愛宕社のある山も天狗堂山と呼ばれていたという。)。 愛宕社東側には、源頼朝にゆかりのある「日金地蔵」が祀られた松源寺があったが、明治の神仏分離により廃寺となっている。 愛宕社は、この松源寺に管理されていたという。 |
※ | 松源寺の日金地蔵は横須賀の東漸寺に移されている。 |
『太平記』には、鎌倉幕府の滅亡した1333年(元弘3年)5月22日、「天狗堂(愛宕社)と扇谷に軍有と覚て、馬煙夥敷く見えければ」とある。 |
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