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旧乃木邸と馬小屋

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旧乃木邸
旧乃木邸


 日清・日露戦争に従軍し、明治天皇崩御の後に殉死した陸軍大将乃木希典の邸宅。

 1879年(明治12年)に赤坂に移り住んだ乃木が、1902年(明治22年)に新築した建物。

 ドイツ留学中に見たフランス連隊本部を参考に設計されたのだという。



旧乃木邸


旧乃木邸の煙突
旧乃木邸の煙突

 2011年(平成23年)の東日本大震災で被災したため撤去された煙突。

 現在、屋根にある煙突はレプリカ。





旧乃木邸馬小屋
馬小屋

 1889年(明治22年)に建てられた、煉瓦造り・日本瓦葺きの建物。

 母屋より立派であったことから、「新坂の馬屋敷」と称されていたのだという。


旧乃木邸馬小屋



旧乃木邸井戸
馬小屋の横には愛馬用の井戸





〜港区の有形文化財〜
 旧乃木邸と馬小屋は、乃木希典・静子夫妻の殉死後、遺言により東京市に寄付され、現在は港区の有形文化財に指定されている。








乃木大将と辻占売少年像
乃木大将と辻占売少年像

 1891年(明治24年)、金沢で辻占いを売りながら貧困な生活を支えていた少年と出会った乃木。

 少年の名は今越清三郎。

 祖母と弟妹を養うために、昼は魚を売り、夜は中に占いの書かれた紙が入った砂糖菓子を売っていたのだという。

 その姿に感銘をうけた乃木は、少年を激励し、二円を手渡した。

 その恩を忘れず、努力を重ねた少年は、金沢・京都で金箔職人としての修行を積み、金箔業の世界で大きな実績を残した。

 滋賀県の無形文化財に指定されていた下田金箔は、今越清三郎が持ち込んだものといわれている。





乃木神社
リンクボタン乃木神社

 旧乃木邸の隣接地に鎮座する乃木神社は、明治天皇大葬の日に自刃した乃木希典・静子夫妻を祀る社。








旧乃木邸
旧乃木邸

東京都港区赤坂8−11−37

地下鉄千代田線「乃木坂駅」1番出口。
乃木神社に隣接。



乃木神社
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