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清凉寺の一切経蔵は江戸中期の建造物。 傅大士(ぶだいし)・普建(ふけん)・普成(ふじゃく)の像が祀られている。 堂内には、明版一切経(大蔵経)を納めた輪蔵が置かれ、これを回すことで一切経を読んだのと同じ功徳が得られるという。 輪蔵の周囲には四天王像が安置されている。 |
傅大士は、中国南北朝時代の在家の仏教信者。 仏教を広めるために尽くし、転輪蔵を創始した。そのため経蔵などにその像が置かれるようになった。 「笑い仏」とも呼ばれる。 横の普建(ふけん)・普成(ふじゃく)は傅大士の子。 |
清凉寺は、東大寺の「然(ちょうねん)が中国の宋より持ち帰った釈迦如来(国宝)を本尊とする(三国伝来の釈迦如来)。 全国にこの像の模刻が広まり、清凉寺式釈迦如来として鎌倉の極楽寺や横浜の称名寺にも伝えられ、東京目黒の大円寺の清凉寺式釈迦如来は最古と言われる。 |
京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46 ・JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」より徒歩15分 ・京福電鉄「嵐山駅」より徒歩10分 ・市バス・京都バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩2分 |
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