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萬福寺の総門前の駒蹄影園址碑(こまのあしかげえんあとひ)は、栂尾高山寺の明恵が、宇治に茶の木を移植したことを刻んだ碑。 明恵は、栂尾で育てた茶の木を栽培に適した宇治の地へ移植させた(駒蹄影園)。 茶の木を与えられた里人だったが、それをどのような間隔で植えたらよいのか悩んでいると、明恵が畑に馬を乗り入れ、馬の蹄の跡に植えるよう指示したという。 これが宇治茶のはじまりとなる。 |
「栂山の尾上の茶の木分け植えて あとぞ生ふべし駒の足影」 |
高山寺 (日本最古の茶園) |
菊舎句碑 (萬福寺三門前) |
宇治茶は明恵が栂尾(高山寺)で育てた茶の木を栽培に適した宇治の地に移植させたことに始まる。 江戸時代に萬福寺を訪れた一字庵田上菊舎は、「山門を出れば日本ぞ茶摘うた」と詠んだ。 |
茶碑 (建仁寺) |
桑の碑 (建仁寺) |
明恵が宇治に移植した茶は、栄西が中国から持ち帰った茶の種を譲り受けて育てたもの。 |
宇治上神社の桐原水は、茶の栽培に必要な湧水のうちで特に知られた宇治七名水の一つ。 |
萬福寺は黄檗宗(おうばくしゅう)の大本山。 1661年(寛文元年)の開創。 伽藍配置は中国明朝様式を取り入れたもので、創建当初の姿を今に伝えている。 |
京都府宇治市五ヶ庄三番割34 JR奈良線「黄檗」下車 徒歩5分 京阪宇治線「黄檗」駅下車 徒歩5分 |
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