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ものおもへば 沢の蛍も わが身より あくがれいづる 魂かとぞみる |
夫との仲がうまくいかなくなって貴船神社を参詣した和泉式部。 貴船川に浮かぶ蛍を観て、自分の心情を歌に託して祈願したのだという。 すると・・・ 「おく山にたぎりて落つる滝つ瀬の玉ちるばかりものな思ひそ」 という返歌が聞こえ、やがて願いが叶えられ夫婦仲が円満になったのだとか。 夫とは、藤原道長の四天王の一人・平井(藤原)保昌。 保昌には、和泉式部と結婚するため、紫宸殿の梅の枝を持ってきたという伝説が残されている。 祇園祭の先祭に巡行する舁山の一つ保昌山は、保昌が御神体。 |
和泉式部に恋した平井保昌の伝説〜祇園祭・保昌山〜 |
貴船神社の結社は、縁結びの神・磐長姫命を祀る社。 貴船神社は、和泉式部が祈願して夫との復縁が叶ったことから縁結びの神としても信仰されるようになったのだという。 |
奥宮への参道に架かるのは思ひ川橋。 下を流れる思ひ川は、御物忌川と呼ばれていたが、和泉式部が夫との仲を祈願したことから、いつしか「思ひ川」と呼ばれるようになったのだとか。 |
京都市左京区鞍馬貴船町180 叡山電鉄「貴船口駅」から徒歩30分 京都バス「貴船」から徒歩8分 |
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