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1573年(天正元年)の創建と伝えられる浄土宗の寺。 光傳寺には、本尊阿弥陀如来立像の「首は春日、胴体は運慶」という伝説に関する縁起が残されていて12世の慧通が書き留めたものといわれている。 また、地蔵菩薩像は、「永仁2年増慶」の銘のある秀作で、神奈川県の有形文化財に指定されている。 本堂前のビャクシンは横浜市の古木・名木50選に選ばれている。 |
その昔、六浦に長野六右衛門という剛の者がいた。ある日、安房白浜を騎乗していると、馬が身震いし立ち止り動かなくなってしまった。 すると、何か光る物が目の前を遮ったため、六右衛門は、その光る物を太刀で一撃し、太刀を突き刺したまま宿に帰った。 翌朝、その場所に行ってみると、阿弥陀さまの首が落ちていて、自分の太刀がその首を突き刺していた。 さすがの六右衛門も恐れをなし、その首を六浦に持ち帰って草庵を建て、霊伝和尚を導師として光傳寺を開き安置した。 その後、夢によるお告げを受けて、鎌倉二階堂に胴体だけの阿弥陀さまがあるのを知り、それを譲り受けて首をのせた。それが現在の本尊であると伝えられている。 そして、首は春日の作、胴体は運慶の作であると縁起は伝えている。 |
横浜市金沢区六浦3−2−11 |
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