鎌倉手帳(寺社散策)

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金 龍 院
〜飛石・九覧亭:六浦道(路)〜

編集:yoritomo-japan.com








金龍禅院


 臨済宗建長寺派の寺院。

 建長寺の隠居寺として南北朝時代に創建されたと考えられている。

 開山は方崖元圭(ほうがいげんけい)。

 肖像彫刻の方崖元圭坐像は、南北朝時代の作とされ、神奈川県の重要文化財に指定されている。





〜九覧亭と飛石〜

◎九覧亭
 金沢八景発祥の地である能見堂からの眺望の衰退により、江戸後期に、金龍院内に設けられた金沢八景の展望台。

 金沢八景+富士山が見えることから九覧亭と名付けられた。

 昭和初期まで山上の茶店も賑わっていたが、昭和32年に聖徳太子堂が建てられている。


◎飛石
 金沢四石の一つ。

 瀬戸明神が三島から飛来して、この石に飛び移ったとされる巨石で、1812年(文化9年)の地震によって山上から現在の場所に落ちてきたと伝えられている。

 他の金沢四石は、称名寺の美女石・姥石 琵琶島の福石。



金沢飛石金龍院山上八景眺望之図
「金沢飛石金龍院山上八景眺望之図」
(歌川広重)


金龍禅院
瑠璃光殿
(薬師如来を安置)


金龍禅院
飛石の庭と九覧亭への道
(瑠璃光殿の横)









金龍禅院
金龍禅院

横浜市金沢区瀬戸10−12


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