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宝樹院は真言宗の寺で高栄山高照寺と号し、もとは三艘の谷戸にあった(三艘という地名は今でも残されている。)。 しかし、火災に遭い1650年(慶安3年)に現在地に移された。 創建年・開山等の詳細は不明。 宝樹院は、横須賀市議会議員、同議長、神奈川県議会議員、そして衆議院議員を務めた小泉又次郎と、又次郎と同じく衆議院議員を務めた小泉純也の菩提寺。 又次郎は、第87−89代内閣総理大臣を務めた小泉純一郎氏の祖父、純也は父。 境内の各所に小泉純一郎氏の記念樹が植えられている。 本堂前に二人の墓が並んでいる。 本尊は、大日如来。 |
阿弥陀堂の阿弥陀三尊像は、頭部より発見された称名寺初代住持「審海自筆の修理願文」により、1147年(久安3年)の造立であることが判明している。 願文は、1282年(弘安5年)の修理の際に納入されたもの。 宝樹院の崖下にあった常福寺の本尊であったが、寺運が衰え明治に入ると宝樹院に管理を任せたといわれている。 神奈川県の有形文化財に指定されている。 |
宝樹院の崖下にあったという常福寺の門前では、鎌倉公方の足利持氏により関所が設けられ、称名寺の修復などに充てるための通行料が徴収されていた。 |
横浜市金沢区大道2−7−1 |
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