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覚園寺の「木造地蔵菩薩立像」(国重文)は、「黒地蔵」と呼ばれ鎌倉二十四地蔵の一つに数えられる。 地獄の罪人の苦しみを少しでも和らげようと鬼に代わって火を炊いたため「黒くすすけている」という伝説がある。 何回彩色しても元に戻ってしまったことから、「黒地蔵」と呼ばれるようになったのだとか。 黒地蔵の両側には千体地蔵が安置され、黒地蔵の分身として千体地蔵の一体を借りて供養するとご利益がたちどころに現れるという。 8月10日の「黒地蔵縁日」は、御前0時より行われ、鎌倉の夏の風物詩となっている。 |
鎌倉時代。 像高170.5p。 像の全体が薫香のためか黒色にかわり、「黒地蔵」と呼ばれて広く信仰を集めている。 獄卒に代わって火を焚いたという伝説から「火焚き地蔵」とも呼ばれている。 |
覚園寺は、北条義時の戌神将伝説で知られている真言宗の寺。 本尊薬師如来像、日光・月光菩薩像、十二神将像など貴重な仏像が残されている。 「黒地蔵縁日」は鎌倉の夏の風物詩。 |
鎌倉市二階堂421 0467(22)1195 鎌倉駅から「大塔宮」行バス終点下車 徒歩10分 |
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