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白山神社は、飯山観音背後の白山(標高284メートル)の山頂付近の尾根道ある。 社殿の前には、池(白山池)があって、古くから雨乞いの霊地とされてきた。 飯山観音(長谷寺)を開いたとされる行基は、この山を登り、霊水が湧き出している池を発見し、加賀国白山妙理大権現を勧請したと伝えられている。 そして、クスノキで彫られた十一面観音が祀られたという。 この十一面観音が現在の飯山観音(長谷寺)の本尊といわれている。 1801年(享和元年)には、別当龍蔵院隆光が、修行中の霊夢によって秋葉権現、蔵王権現を勧請し、1804年(文化元年)に白山神社が再建された。 明治初年頃に火災に遭い、龍蔵神社に合祀されていたが、昭和55年に現在の社が再建されている。 |
日照り続きのため、麓の小鮎川で雨乞いの行事をした農民たちは、白山に登って白山池の水をかい出した。 すると、池に棲む飯山観音の化身「白龍」が、水を求めて舞いだし、雷鳴とともに相模平野に三日三晩の雨を降らせて、農民たちに豊年満作をもたらせたという。 飯山の伝統芸能「白龍太鼓」は、この伝説を伝えているものといわれている。 |
如何なる旱魃の時でも、池の水が涸れることがなったという。 |
飯山観音周辺の散策(okadoのブログ) 白山ハイキングコース(okadoのブログ) |
(飯山観音は「かながわの景勝50選」に指定されている。) |
小田急線「本厚木駅」 北口より『神奈中バス』D番のりば 宮ケ瀬行 上煤ケ谷行 上飯山行に乗車 「飯山観音前」下車 庫裡橋から徒歩10分 |
源頼朝ゆかりの大山寺・日向薬師・飯山観音を巡る |
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