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西念寺開山の運誉光道は、今も残る「開山修行窟」で布教活動に励んだといわれる。 本堂は、庫裡と一体となった「本堂庫裡合造」という珍しい建物。 日本橋木屋の当主が作らせた大旦那「木屋夫妻像」は、命日に顔を塗り替えるために首が抜けるように作られていることから「首抜け木像」と呼ばれる。 生前の顔の色を保つため、命日に江戸へ持ち帰り、塗り替える習慣があったという。 |
開山 | 運誉光道 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
ある日、寺の人が木像の首をふろしきに包んで、顔の塗り替えのために江戸へ向かった。 寺の人は品川で宿をとり、夕食後、首の入ったふろしきを女中に預けて散歩に出掛けた。 ところが、その女中がふろしきの中を見てしまい、木像の首を「生首」と勘違いしてしまったから大変である。腰を抜かすものや、気絶してしまうものまで出て大騒ぎとなった。 しばらくして、寺の人が散歩から帰ってきて、木像の首ということがわかり大笑いしたとのことである。 |
鎌倉市岩瀬1527 0467(46)2625 大船駅よりバス下関下車徒歩5分 |
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