|
金堂は、四天王寺の本尊・救世観世音菩薩を安置する堂。 本尊左に舎利塔、右に六重塔、仏壇周囲には四天王像が安置されている。 堂内壁面は、中村岳陵筆の「仏伝図」。 現在の金堂は、1961年(昭和36年)の再建で、創建当初の様式を再現したもの。 |
四天王寺では宝塔と金堂に仏舎利が安置されていたのだという。 仏舎利を拝んだ赤染衛門は、 「分かちけん 昔にあらぬ 涙こそ なほざりながら 悲しかりけれ」 (釈迦が入滅し、その舎利を分けたという昔の人が流した涙ほどでないが、やはり舎利を拝み奉ると悲しい) と詠んだ。 1023年(治安3年)には藤原道長も仏舎利を拝んでいる。 |
四天王寺は聖徳太子建立の七大寺の一つ。 鎌倉時代には、源頼朝が参詣している。 |
|