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萬福寺の総門は、1661年(寛文元年)の建立(重文)。 中央の屋根が高く、左右の屋根が低い牌楼式(ぱいろう)の中国的な門。 中央の屋根の左右に乗せられているのは想像上の生物・摩伽羅(まから)。 摩伽羅は、ガンジス河の女神の乗り物で、そこに生息しているワニをさす言葉だという。 聖域結界となる入口の門・屋根・仏像等の装飾に使われている。 |
牌楼(ぱいろう)は中国の伝統的建築様式の門。 世界各地の中華街では中国文化のシンボルとして牌楼が建てられている。 |
総門前に建てられているのは、栂尾高山寺の明恵が茶の木を宇治に移植したときのことが刻まれた碑。 「栂山の尾上の茶の木分け植えてあとぞ生ふべし駒の足影」 |
萬福寺は黄檗宗(おうばくしゅう)の大本山。 1661年(寛文元年)の開創。 伽藍配置は中国明朝様式を取り入れたもので、創建当初の姿を今に伝えている。 |
京都府宇治市五ヶ庄三番割34 JR奈良線「黄檗」下車 徒歩5分 京阪宇治線「黄檗」駅下車 徒歩5分 |
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