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登廊(のぼりろう)は、仁王門から本堂まで続く上中下の三つ屋根付き階段。 1039年(長歴3年)、春日大社の社司・中臣信清が子の病気平癒の御礼に寄進したものと伝わる。 下・中廊は1894年(明治27年)の再建。 上中下ともに重要文化財。 |
中登廊を上りきるとあるのが蔵王堂。 吉野山から架かった虹の橋をわたって金峯山寺の蔵王堂の蔵王権現がやってきた場所なのだとか。 現在の建物は、1650年(慶安3年)に徳川家光の命により再建されたもの(重要文化財)。 |
清少納言が長谷寺を参詣したときの登廊は、 『枕草子』によると・・・ 若い僧侶たちは高い歯の下駄で上り下りしていたが、清少納言は危険なので高欄につかまりながら上ったのだという。 |
平安時代には、貴族による観音信仰が高まり、藤原道長をはじめ、宮中に仕えた紫式部・清少納言などの女流文学者が盛んに観音霊場を参詣した。 |
清水詣・石山詣・初瀬詣〜平安貴族が信仰した清水寺・石山寺・長谷寺〜 |
奈良県桜井市初瀬731−1 近鉄大阪線「長谷寺駅」下車 徒歩15分 |
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