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大宝寺では、毎年5月9日に荒行を終えた僧たちによって、子供たちの無事成長を祈願する「子育鬼子母神祭」が行われます。 |
その昔、鬼が千匹の子をもっていました。 その子たちには、毎日、人間の肉を食べさせていたといいます。 ある日、その中の一匹がいなくなってしまいました。どう探してもみつかりません。 実はお釈迦さまが隠したのです。 お釈迦さまは、母鬼に 「食べられた人間の家族は、みな嘆き悲しむ。 これからは、ざくろの実が人間の肉の味に似ているから、それを食べさせるように」 と言ったそうです。 それからは、鬼は子どもたちの守り神となり、人々は、ざくろの実をお供えするようになったということです。 |
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