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田島弥平旧宅は、「近代養蚕農家の原型」とも言われる建築物。 通風を重視した蚕の飼育法「清涼育」を大成した田島弥平が、1863年(文久3年)に建てた主屋兼蚕室。 瓦葺き総二階建てで換気のための越し屋根を備えた構造になっている。 2013年(平成25年)、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産として世界遺産リストに登録されている。 |
屋根の棟頂部には、通気のための窓が据えられ、櫓(やぐら)と呼ばれている。 |
1871年(明治4年)、明治天皇の皇后(昭憲皇太后)は、宮中養蚕を復活させた。 その相談役となったのが渋沢栄一であり、栄一が養蚕実施の世話役として推薦したのが、田島家の本家の武平だった。 翌年からは弥平が世話役を務め、1879年(明治12年)には、新設された養蚕所の設計を担当した。 昭憲皇太后と養蚕 |
1872年(明治5年)、田島武平・田島弥平・栗原勘三らは、渋沢栄一の指導を受けて、蚕種販売を目的とした島村勧業会社を設立している。 |
富岡製糸場は、フランスの技術を導入した日本初の本格的製糸工場。 |
高山社跡 |
荒船風穴 |
高山社跡は、日本の近代養蚕法の標準「清温育」を開発した場。 荒船風穴は、自然の冷気を利用した日本最大規模の蚕種貯蔵施設。 |
伊勢崎市境島村甲2243 外 |
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