|
東寺(教王護国寺)の灌頂院(かんじょういん)は、儀式を行うための堂で、床は石畳、内部に仏像は安置されていない。 密教の奥義を伝えるための「伝法灌頂」や天皇の安泰を祈願する「後七日御修法(ごしちにちのみしほ)などが行われる。 弘法大師(空海)によって創建が着手され、第二祖の実恵大徳のときに完成したという。 その後、焼失と再建が繰り返され、現在の建物は、1634年(寛永11年)、弘法大師八百年御遠忌のときに徳川家光によってに再建された(重要文化財)。 |
「御影供」は、835年(承和2年)3月21日(新暦では4月)に亡くなった弘法大師空海の報恩感謝のために毎月21日に行われる法会。 910年(延喜10年)に灌頂院ではじめられ、1240年(延応2年)からは御影堂でも行われるようになった。 いつしか多くの人が集まるようになり、茶屋が店を開き、「弘法市」が行われるようになったという。 現在でも1000軒を越える露店が並び、京の二大縁日として親しまれている。 |
東寺(教王護国寺)は、桓武天皇によって平安京鎮護の官寺として創建された。 のちに弘法大師に下賜され、我が国初の密教寺院となった。 |
京都市南区九条町1 JR京都駅八条口から徒歩15分 近鉄「近鉄東寺駅」下車徒歩10分 |
大きい地図を見るには・・・右上のフルスクリーンをクリック。 |
|