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知恩院の濡髪大明神は、御影堂の建立によって棲家をなくしてしまった白狐が第三十二世雄譽霊巌(れいがん)に願って用意してもらった建物。 「濡髪」という名は、童子に化けていた白狐の髪が濡れていたことに由来し、火災除けの神として祀られていた。 「濡髪」が艶やかな女性の姿をイメージさせることから、祇園町の女性の信仰を集め、今日では縁結びの神様「濡髪さん」として親しまれている。 |
御影堂が建立されたときに、雨にびしょ濡れになって法話を聞く童子があった。寺僧が傘を貸してやると、この童子はこの場所に住んでいた白狐であることを明かした。 そして、霊巌上人に新しい棲居をつくってほしいと依頼し、それができたお礼にこの傘を置いて知恩院を守ることを約束したのだという。 |
濡髪大明神の前にある巨大な墓塔は、徳川二代将軍秀忠の長女千姫の墓。 |
知恩院は、法然が開いた浄土宗の総本山。 法然が草庵を結び専修念仏の布教をした所。 江戸時代には徳川家の庇護を受け、現在の大伽藍が完成された。 |
京都市東山区林下町400 市バス206系統「知恩院前」下車徒歩5分 地下鉄東西線「東山」駅下車徒歩8分 |
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