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冷泉院跡
〜源氏物語ゆかりの地〜

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冷泉院跡


 冷泉院(れいぜいいん)は、弘仁年間(810−824)に嵯峨天皇の離宮として造営。

 嵯峨天皇は、譲位後、後院(譲位した後の御所)として834年(承和元年)まで居住した。

 嵯峨天皇崩御後は、皇后の橘嘉智子が御所とし、子の仁明天皇、孫の文徳天皇の御所ともなった。

 その後、後陽成天皇、村上天皇、冷泉天皇などが後院として、または御所として利用している。

 造営当時の名は「冷然院」だったが、度重なる火災で焼失したため、954年(天暦8年)に「冷泉院」と改められたのだという。

 1055年(天喜3年)に取り壊されて一条院に移築されたらしい。





〜源氏物語の冷泉帝の住まい〜

 紫式部『源氏物語』では譲位後の冷泉帝の御所となり、鈴虫の巻では光源氏が訪問し、秋好中宮の部屋も訪れている。

 冷泉帝は、桐壺帝の第十皇子として誕生したが・・・

 実は、光源氏桐壺帝の中宮・藤壺との子。










冷泉院跡
冷泉院跡

京都市中京区竹屋町通堀川西入

二条城北側



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