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愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)は、8世紀中頃、称徳天皇が東山に創建した愛宕寺が始まり。 平安時代の初めに鴨川の洪水によって堂宇が流出し、それを天台宗の僧千観内供(伝燈大法師)が再興。 千観が浄土教に傾倒し「念仏上人」とも呼ばれていたことから愛宕念仏寺と称されるようになった。 その後興廃を繰り返した愛宕念仏寺は、1922年(大正11年)に残されていた本堂・地蔵堂・仁王門が現在地に移築された。 |
701年(大宝元年)の大宝令により、鴨川と高野川の合流地点から東山、北山までの地域が愛宕郡となった。 愛宕念仏寺は、六道の辻の六道珍皇寺や六波羅蜜寺の近くにあったのだという。 |
鎌倉時代中期の再建で国重文。 本尊は厄除け千手観音。 |
あたご本地仏火除地蔵尊坐像を安置(平安時代)。 |
江戸時代中期の建立。 鎌倉時代中期の仁王像は京都市の指定文化財。 |
1981年(昭和56年)、一般参拝者の手によって彫られた羅漢を奉納する「昭和の羅漢彫り」が開始された。 10年後の1991年(平成3年)には千二百体に達し「千二百羅漢落慶法要」が厳修されている。 |
愛宕念仏寺の鐘は「三宝の鐘」(さんぼうのかね)と呼ばれ、三つの鐘にそれぞれ「仏」・「法」・「僧」の文字が刻まれている。 |
京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2−5 JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から 京福電鉄「嵐山駅」から |
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