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奥の院は、清水寺の起こりとなった「音羽の滝」の真上に建ち、本堂の全貌を見渡すことができる。 開基行叡居士(ぎょうえいこじ)と、開山延鎮(えんちん)が修行した旧草庵跡と伝えられている。 現在の建物は、1633年(寛永10年)の再建(重要文化財)。 本堂と同じ「懸造」(舞台造ともいう)の建物で、秘仏本尊の三面千手観音のほか、毘沙門天、地蔵菩薩、二十八部衆、風神・雷神の諸仏が安置されている。 また、古くは真言宗兼学を伝統していたことから、弘法大師像も安置されている。 洛陽三十三所観音霊場第十一番札所。 |
目の不自由な人々にも、手で触って観音様を拝んで欲しいという想いから造立された観音像。 |
奥の院の裏側、石の玉垣にかこまれた小池の中に立つ観音像。 水垢離の行を本人に代わって行ってくれるありがたい観音さま。 北隣の蓮華水盤から柄杓で水をくみ、この像の肩からかけて、自分自身の心身の清めと所願成就を祈願する。 この水は「音羽の滝」の水源の真上に湧く「金色水(こんじきすい)」と呼ばれている。 |
清水の舞台で知られる清水寺。西国観音霊場の第十六番札所。 源頼朝は、三歳のときに清水寺から下された二寸銀の聖観音像を守り本尊とし、1180年(治承4年)の挙兵の際には、髷の中に納めていたという(参考:鎌倉・源頼朝墓)。 |
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