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清水寺の成就院

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清水寺成就院


 成就院は、清水寺の本坊。

 応仁の乱の兵火によって焼失した清水寺を、勧進活動によって再興した願阿上人(がんあしょうにん)の住房として造られたのがその始まり。

 現在の建物は、1639年(寛永16年)に後水尾天皇の中宮であった東福門院和子(とうふくもんいんかずこ)の寄進によって再建された。

 幕末には月照(忍向)・信海両上人(げっしょう・しんかいりょうしょうにん)のもとに近衛忠熈、西郷隆盛をはじめとする勤皇の志士たちが集い、密談を交わした場所。

 書院背後の霊鷲山(りょうじゅせん)を借景とする池泉回遊式庭園は、「月の庭」とも呼ばれ国の名勝に指定されている。





京都:清閑寺茶室
茶室「郭公亭」
(清閑寺)

 子安塔の先にある清閑寺の茶室では、月照と西郷隆盛の密談が行われたという。




歴史めぐり源頼朝




清水寺
リンクボタン清水寺

 清水の舞台で知られる清水寺。西国観音霊場の第十六番札所。
 源頼朝は、三歳のときに清水寺から下された二寸銀の聖観音像を守り本尊とし、1180年(治承4年)の挙兵の際には、髷の中に納めていたという(参考:鎌倉・源頼朝墓)。



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