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日本煉瓦製造株式会社は、明治政府の近代的な官庁街や鉄道等を整備するという意向により、渋沢栄一らによって設立された。 工場は、埼玉県榛沢郡上敷免村(現在の深谷市上敷免)に建設され、1888年(明治21年)に日本初のレンガ工場として操業開始。 製造された煉瓦は、法務省旧本館・東京駅丸の内駅舎・旧東宮御所(現在の迎賓館赤坂離宮)などに使用された。 しかし、時代とともに煉瓦需要が減少し、2006年(平成18年)に廃業となり、約120年の歴史に幕を下ろした。 翌年、工場施設の「ホフマン輪窯6号窯」「旧事務所」「旧変電所」などが深谷市に寄贈された。 |
法務省赤れんが棟 |
東京駅丸の内駅舎 |
法務省赤れんが棟(旧本館)は、1895年(明治28年)に竣工した建築物。 東京駅丸の内駅舎は、1914年(大正3年)に竣工した鉄骨煉瓦造の建築物。 使用された煉瓦は、日本煉瓦製造で製造されたもの。 |
埼玉県深谷市上敷免28-10 2019年(平成31年)から保存修理工事のため通常見学を休止中。 再開は2024年(令和6年)頃の予定。 |
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