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吉野山:世尊寺跡

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吉野山:世尊寺三郎鐘


 三郎鐘は金峯山寺の塔頭世尊寺(廃寺)にあった鐘。

 世尊寺の本尊は釈迦如来立像。

 山号は鷲尾山。

 明治の神仏分離により荒廃して廃寺となり、本尊・つり鐘・石灯籠のみが残された。

 つり鐘は跡地にあるが、本尊は金峯山寺の蔵王堂に、本尊脇侍だった阿難・迦葉尊者像は金峯山寺の観音堂に安置され、石灯籠は吉野水分神社前に置かれている。


吉野山:世尊寺三郎鐘
三郎鐘

 世尊寺の最初の鐘は、平清盛の父平忠盛が1140年(保延6年)に鋳造。

 しかし、鐘声が小さかったことから、1160年(永暦元年)に改鋳されたのだという。








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