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平忠盛(清盛の父)は、五月雨の夜、白河上皇の供をして祇園女御の許へ向かっていたが、前方に鬼のようなものが見えた。 上皇は忠盛に討ち取るよう命ずるが、忠盛は正体を見定めてからとして、生け捕りにしようとすると、燈籠に明かりを灯そうとしていた祇園の社僧だった。 社僧が被っていた蓑が灯の光を受けて銀の針のように見えたのだったという。 この燈籠は、そのときのもので、忠盛の思慮深さを今に伝えている。 |
八坂神社の南東にあったという祇園女御の屋敷跡に建てられた供養塔。 |
京都市東山区祇園町北側625 JR京都駅から市内循環バス 「祇園」下車すぐ。 |
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