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夜泣泉(よなきせん)
〜蓮華王院三十三間堂〜

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三十三間堂夜泣泉


 「夜泣泉」(よなきせん)は、三十三間堂創建の翌年(1165年(永万元年))6月7日、堂僧が夢のお告げにより発見したという泉。

 『古今著聞集』には、「いつも冷たくて美味しく、お腹を痛めることのない極楽井で、汲んでも尽きず、汲まないときも余ることのない不思議な泉」と記されている。

 夜の静かなときに、その湧き出す音が「すすり泣き」のように聞こえたことから「夜泣き」の泉と呼ばれるようになったという。

 いつの頃からか、地蔵尊が置かれ、その前掛けを持ち帰って子供の枕に敷けば夜泣きが治ると伝えられてきた。

 ※泉の字は「酉へん」。




歴史めぐり源頼朝




三十三間堂
リンクボタン三十三間堂

 三十三間堂は、後白河上皇が院御所法住寺殿内に創建した蓮華王院の本堂。
 堂内には、本尊の千手観音坐像をはじめ、1001体の千手観音立像、風神・雷神像、二十八部衆立像などが安置されている。


京都市東山区三十三間堂廻町657

JR京都駅から市内循環バス
「博物館三十三間堂前」下車すぐ。



三十三間堂と法住寺
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