|
産業・生活に関する記述について、最も適当なものを1〜4から選びなさい。 |
(71) | 次のうち,2019 年(平成 31)4 月から施行された「鎌倉市観光等マナーの向上に関する条例」によって禁止事項に含まれないものはどれか。 |
1 | 車道で立ち止まって撮影を行うこと。 |
2 | 線路の側等危険な場所で撮影を行うこと。 |
3 | まちの美観や景観を著しく損なう落書きを行うこと。 |
4 | 他者の衣類を汚す恐れのある狭い場所や混雑した場所で,歩行しながら飲食を行うこと。 |
「鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例」第2条5号に迷惑行為が規定され、具体的な迷惑行為は別表5に規定されています。 |
1 | 土地所有者、管理者その他の許可の権限を有する者の許可無く行う次に掲げる行為 |
(1) | 車道において、立ち止まる等車両の通行の妨げになるような方法で撮影を行うこと。 |
(2) | 線路の周辺等危険な場所で撮影を行うこと。 |
(3) | 山道等通行の用に供された場所から、その場所の外へ立ち入ること。 |
(4) | むやみに竹木を伐採し、若しくは植物を採取し、又はこれらを傷つけること。 |
(5) | 広場又は山道等において、草木その他の燃焼のおそれのある物の付近で火気を使用すること。 |
(6) | 誤った情報を表示し、又は他者の通行に支障を及ぼすような看板を設置すること。 |
(7) | 山道等の狭あいな場所又は混雑した場所で、走りながら歩行者等を追い越し、若しくはすれ違いを行うこと、又は競技会等を開催すること。 |
2 | 次に掲げる行為 |
(1) | 山道等の狭あいな場所又は混雑した場所へ、自転車又はバイク等の車両により歩行者に危害を及ぼすような乗り入れを行うこと。 |
(2) | 狭あいな場所又は混雑した場所で、歩行しながら飲食を行う等他者の衣類を汚損するおそれのある行為をすること。 |
条例に罰則規定はありませんが・・・ 道路交通法、鉄道営業法、刑法(住居侵入・不法侵入)、民法、消防法などに規定されている違反事項ばかりです。 よくマスコミなどで問題とされたのが、上記別表2号の(2)。 この規定で「食べ歩き禁止条例」などと呼ばれるようになったようですが、読めばわかるとおり「食べ歩き」を禁止した規定ではありません。 「歩行しながら飲食を行う等」と記されているので勘違いしますが、その前と後を読むと、マナーに配慮するよう求める規定のようです。 そもそも、本来の「食べ歩き」の意味は、その土地の名物料理や珍しい物などを食べてまわることで、歩行しながら飲食することではありません。 |
(72) | 鎌倉市の友好都市(姉妹都市)はいくつあるか。 |
1 2つ 3 4つ |
2 3つ 4 5つ |
鎌倉市と姉妹都市・友好都市提携をしているのは、山口県萩市、長野県上田市、栃木県足利市、フランス・ニース市、 中華人民共和国・敦煌市 。 |
(73) | 1979 年(昭和54)に国の伝統工芸としての指定を受けた鎌倉を代表する工芸品は,鎌倉彫ともう一つは何か。 |
1 刀剣 3 銀細工 |
2 貝細工 4 陶磁器 |
鎌倉彫は、1979年(昭和54年)に経済産業大臣(通商産業大臣)より伝統的工芸品に指定されています。 問題は、伝統工芸ではなく伝統的工芸品のことを言っているのでしょうか??? そうだとすると正解はないようです。 参考までに、経済産業省の「伝統的工芸品の指定品目一覧」(平成30年11月7日現在)によると、神奈川県で指定されているのは、鎌倉彫・箱根寄木細工・小田原漆器の3つ。 1の刀剣は、正宗工芸を指しているのでしょうか? |
鎌倉彫会館 |
正宗工芸 |
(74) | 鎌倉彫の原型の 1 つとされるもののうち,建長寺に所蔵されているのは何か。 |
1 屈輪文彫木朱漆大香合 2 黒漆須弥壇 3 初音蒔絵火取母 4 牡丹唐草文前机 |
鎌倉彫の原型とされているのは、円覚寺の屈輪文彫木朱漆大香合、建長寺の黒漆須弥壇、円覚寺の牡丹唐草文前机。 初音蒔絵火取母は東慶寺所蔵の松竹梅と鴬の図柄が入った香炉。 |
(75) | 初め藤沢から片瀬まで開通した江ノ電が,鎌倉に乗り入れたのは開業の 2年後だが,当初どこまで開通したか。 |
1 腰越 3 極楽寺 |
2 稲村ヶ崎 4 由比ヶ浜 |
江ノ電は、1902年(明治35年)に藤沢−片瀬間が開業。 翌年には追揚(現七里ヶ浜−稲村ヶ崎間)まで開業し、さらにその翌年、極楽寺まで開業しました。 1907年(明治40年)には、極楽寺と長谷の間の隧道工事が竣工し、大町まで開業。 そして・・・ 1910年(明治43年)、横須賀線立体交差工事が竣工し、小町までの全線が開業となりました。 |
産業・生活について,次の説明文の〔 〕に最も適当なものを 1 〜 4 から選びなさい。 |
鎌倉のカツオについては,14 世紀に著された随筆『〔 (76) 〕』に,「鎌倉の海で揚がるかつおという魚は,昔はたいした魚でもなかったのに,このごろは上等な魚になっている」といった内容の記述がある。
江戸時代になると,初ガツオといえば鎌倉で獲れたものが,江戸で最も人気を集めてい た。「目には青葉山ほとゝぎすはつ松魚」という〔 (77) 〕が詠んだ句や,〔 (78) 〕の「鎌倉 を生きて出でけむ初鰹」などの句でも知られる。 5 月に最初に獲れたカツオは,〔 (79) 〕に 奉納された。 現在も〔 (80) 〕による漁法で,ソウダガツオなどカツオ類が水揚げされている。 |
(76) | |
1 枕草子 3 海道記 |
2 方丈記 4 徒然草 |
(77) | |
1 山口素堂 3 榎本其角 |
2 与謝蕪村 4 北村季吟 |
(78) | |
1 松尾百遊 3 松尾芭蕉 |
2 向井去来 4 小林一茶 |
(79) | |
1 鶴岡八幡宮 3 建長寺 |
2 荏柄天神社 4 円覚寺 |
(80) | |
1 定置網 3 はえなわ |
2 刺し網 4 船びき網 |
(76) 4 (77) 1 (78) 3 (79) 1 (80) 1 |
|
|
★鎌倉検定の受検お申し込みは 鎌倉商工会議所ホームページへ |
|