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1920年(大正9年)、第一次世界大戦後の金融恐慌によって横浜で最大規模の七十四銀行が破綻。 預金残高:約5,000万円 預金口座:5万5千口座 当時の横浜の戸数は7万5千戸 この事態に対応するために設立されたのが横浜興信銀行(現在の横浜銀行)。 写真は、1905年(明治38年)に七十四銀行本店として建築され、1920年(大正9年)に横浜興信銀行本店となった建物。 1923年(大正12年)の関東大震災で焼失した。 |
1872年(明治5年)、国立銀行条例が発布され、それに基づいて設立されたのが国立銀行。 渋沢栄一が設立した東京兜町の第一国立銀行が最初の銀行で、その後、横浜に第二国立銀行、東京に第三国立銀行、新潟に第四国立銀行、大阪に第五国立銀行が設立された。 1876年(明治9年)に国立銀行条例の改正が行われると設立が急増し、1879年(明治12年)までに全国で153の国立銀行が設立されている。 経営破綻した七十四銀行も第七十四国立銀行として設立された銀行だった。 横浜興信銀行は、1928年(昭和3年)には、第二国立銀行から転換された第二銀行も買収している。 |
横浜市中区南仲通2−21 横浜エステートビル前 |
横浜銀行の前身は、横浜興信銀行。 |
横浜興信銀行に買収された第二銀行の前身は、横浜為替会社。 |
旧中区役所は、1938年(昭和13年)に、横浜興信銀行の本店として建てられた建物を使用していた。 |
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