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港の見える丘公園のフランス山区域にあるフランス領事館の遺構。 フランス山は、幕末から明治初期にかけてフランス軍が駐屯したところ。 フランス領事館遺構は、1930年(昭和5年)、スイス人建築家ヒンデルの設計で建てられた領事官邸。 |
1859年(安政6年)6月2日に開港し、新たな時代を歩み始めた横浜。 しかし、一方で1862年(文久2年)のイギリス人殺傷事件(生麦事件)に象徴されるように、攘夷派の浪人などによる外国人殺傷事件が少なくなかった。 そのため、イギリスとフランスは、横浜居留地へ自国軍を駐屯させることを幕府に認めさせた。 フランス軍は、1863年(文久3年)からフランス山に駐屯を開始、イギリス軍は1964年(文久4年)から山手115番から116番に駐屯を開始した。 |
1875年(明治8年)にフランス軍が撤退した後のフランス山には、領事館の建設が予定され、1896年(明治29年)、領事館と領事官邸が完成したが、関東大震災によって倒壊。 1930年(昭和5年)、スイス人建築家マックス・ヒンデルの設計による領事官邸が再建されたが、1947年(昭和22年)に不審火で焼失してしまったという。 現在残されているのはその遺構。 |
フランス山 の風車 |
レンガ造り井戸 遺構 |
フランス領事館遺構の横に設置されている風車は、井戸水をくみ上げるために設置されたもの。 フランス橋に展示されているメダリオンは、フランス領事館の外壁に飾られていたもの。 |
横浜市中区山手町114 みなとみらい線 「元町・中華街駅」出口「6」徒歩5分 JR石川町駅下車徒歩20分 |
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